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スマホ生配信プラットフォーム花椒(Huajiao)への訪問2017年12月メモ

スマホでKOL(key opinion leader、いわゆるインフルエンサー)が生配信するPF。ショート動画と自己紹介ショート動画版Tinder(出会い系)に発展中。中国で2番目に大きい規模とされている花椒(Huajiao)へ訪問する機会を得ました。2017年12月メモです。

実際の、トップクラスのKOLの番組に一緒に映り、生配信できたのは大変良い思い出になりました。AKB48の1万倍バージョンで人気投票を行なっているイメージで、可愛い子が年収トップというわけではないというのが印象的でした。

中国では風俗への取締が、現政権にて厳しくなっており、安価にそうしたコンテンツへアクセスしたいというニーズもあるのかなと考えさせられました。

 

 

◯スマホ生配信業界について
・事業会社400社(初年度1000社、600社終了する激しい競争環境)
・配信モデル40万人
・DAU3.34億人
・市場規模約6,000億円(340億人民元)

◯スマホ生配信3つの変化点
①新しいメディアとしての消費行動ができた
②KOLは新しい職業(40万人分)となっている
③配信に関連する機器設備、特にキャリアに対しての貢献がある(帯域利用料支払い)

◯KOL属性
・1990年以降が57%
・大学卒66%
・女性70%

◯視聴者属性
・大学卒55%(高卒26%)
・収入5000元以上77%
・1990年代以降が57%
→主要都市でにユーザーが多いのが特徴(都内の高学歴な人に支持されている)

◯HuajiaoサービスKPI
・3,500万MAU
・DAU800万
・2015年創業
・600人の従業員(400人がコンテンツ監視:反政府、エロ。音声も検閲対象)
・100万回の生中継件数
・アプリDL2億件
・MAU増加率1194%
・DAU28.5倍(昨年度比)
・トップ10のKOL平均年収1.5億円(837万元)
・トップKOLは2000万元、男性は4位に1500万元(バラエティ)
・平均滞在時間40分
※mtgでは、600万元と、200万元のKOLが同席。

 

◯今後の拡大戦略
生中継からスタートしてユーザー規模を築いたが、今後はショートコンテンツ制作にフォーカスしていく(9月から開始)、さらに出会い系に広げていく。生中継+ショートコンテンツ+ソーシャルをミックスして、マネタイズの複線化をしていく。

 

◯コンテンツカテゴリ3つ
①生中継コンテンツ
・エンタテイメント(歌、ダンス、バラエティ)
・実況ゲーム
・屋外スポーツ(登山や旅行)

②ショート動画
・自撮り(歌、ダンス)
・自撮り(顔)

③ソーシャル
・多人数の配信をミックス(画面分割)
・GPs活用した近くにいる人に声かけ
・出会い系Tinderの動画版
・チャットメッセージ

 

◯KOLの属性
・一般人(UGC)
・Hanajioの公式契約
・芸能事務所経由(PGC)
→KOL教育サービスを作って、テレビ局におけるアナウンサースクールのような仕組みを作った。売上にほとんどは、素人以外。能力が必要なので稼げるトレーニングが必要。

トップクラスKOLに適正にある人は、音楽大卒業して音楽番組でランクインするようなバックグラウンドが必要。大学と共同でカリキュラム開発もしている。

 

◯対競合へのKOLユニークネス
・顔が綺麗
・才能がある
・高学歴

 

◯ユーザーファネル
①見るだけ、お金を出す層
②UGC(ユーザー投稿)、PGC(パートナー投稿)を始める層(読モクラス)
②優秀KOL層(モデルクラス)
③トップKOL層(会社と契約し、映画やドラマの出演する有名芸能人クラス)

ほぼ全ての配信者が1万元以下の収入。

 

◯ビジネスモデル
投げ銭(B2C)、広告(B2B)で収益を構築。
収益分配については、7割はKOLに還元し、3割プラットフォーム。2017年6月に黒字転換、KOL還元にフォーカスしてきた。(KOL確保が最重要)

原価として、帯域幅獲得の為、プラットフォーム売上の3割をキャリアに提供。

 

◯ユーザー獲得手法
毎月50名の中国の超一流芸能人の生中継がある。累計300名の実績。芸能人との交流ができるインセンティブが、ユーザー獲得に寄与した。

オンラインオフライン問わずイベントを実施している。例えば、中国版アメリカンアイドルのようなオーディション番組を提携して実施した。オフラインで集めたアイドルにオンラインで投票できるようにした。

CPA低減のために、SDKをアプリ側に提供して、生配信システムをAlipayなどに実施して、ユーザートラフィック交換をしている。

 

◯なぜ、2015年からローンチできて、自社が急成長したのか?

ハードウェアとしては、①キャリアの帯域幅が4Gになった。②スマホデバイスが普及した。そのため、設備投資不要でKOLが活躍できるようになった。

ソフトウェア的な努力として、①動画に画像処理を行なってプリクラ加工。②ユーザーの投げ銭アイテムのリッチエフェクトコンテンツ。③KOLとユーザーとのマッチング技術。これらがUX向上に寄与してユーザーの支持を集めたし、他PFの生配信SDK導入の理由になった。

 

◯なぜ、投げ銭だけでライブコマースがないのか?
→政府の規制を突破するコストが高い為、参入障壁がある。決済や商品検品体制構築などに労力がかかる。ただ、試した結果、あまり売れなかったので参入しない予定。

逆にAlibabaとかは、商品販売のためのコンテンツ(テレビショッピング)。競合しても勝てないのでエンタメに振り切って勝負している。

 

◯サービスローンチ初期6ヶ月のフォーカスポイント
ユーザーニーズをリサーチして、超有名KOLの調達にフォーカスした。2015年の初年度で競合は1000社いた。ユーザーニーズとは、要は初期コンテンツはキワドイ、エロコンテンツ。

 

◯テクノロジーの強み?
①生配信が止まらないようなことを最重要視している。②KOLの画像処理。